所得税確定申告書の作成はe-Tax(電子申告、イータックス)を利用しましょう!!

e-Tax(電子申告、イータックス)は、ほとんど全ての税目で利用することができる国税庁の電子申告システムです。インターネットを使用できる環境があれば誰でも利用することができます

大法人については、平成30年度税制改正において、e-Tax(電子申告、イータックス)義務化が定められ実質的には平成33年(2021年)3月期から適用されることになりました。

所得税確定申告書を提出される、給与所得者や個人事業者等の方々には少し難しく感じられる方が多いのではないかと思いますが、所得税確定申告書等の作成につきましては、税理士のような税務の仕事を職業としていない一般納税者の方々にも特に扱いやすくなっています。
では、何のメリットがあるの?ということになりますね。
確定申告書を手書きしていくわけではないので、指示されたとおりに住所、氏名や数字を打ち込んでいけば自動計算で申告書がどんどん出来上がってきます。
そして、添付書類の提出を省略することができますし、混雑した税務署や確定申告相談会場に出向かなくても済みます。これは相当なメリットですよね。
さらに、給与所得者の方々が行う医療費控除、住宅ローン控除、寄付金控除(ふるさと納税)などの還付申告書をe-Tax(電子申告、イータックス)で送信した場合、税金が還付されるまでの期間が相当短縮されます(2~3週間程度)。
今年からはスマホでも所得税確定申告が行えるようになっています。

では、e-Tax(電子申告、イータックス)を行うには何を準備しなければならないかを説明します。
マイナンバーカード(電子証明書、市区町村が発行)及びICカードリーダー
あるいは、税務署に申請して郵送される「利用者識別番号等の通知」が必要となります。
e-Tax(電子申告、イータックス)での電子送信は、一発で上手くできる、というものではないと思いますが、確定申告期間の税務署の混雑に比較すれば相当に時間の節約になるのではないかと思います。